女優木村佳乃(34)が、7月期のテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁継続捜査班」(仮題、木曜午後9時)に主演することが30日、分かった。迷宮入りした凶悪事件を専門とする「警視庁継続捜査班」を描くヒューマンサスペンスドラマで熱血女刑事を演じる。

 木村は1月に同局系「女刑事・音道貴子

 凍える牙」で人間関係に不器用な刑事を好演。今回は優秀かつ冷静、女性としての魅力はイマイチだが、事件に異常なほど強い執念を見せる、貴志真奈美を演じる。

 企画のきっかけは、4月末に殺人罪の公訴時効を廃止する改正刑事訴訟法が成立したこと。五十嵐文郎チーフプロデューサーは「時効廃止を受け、逃げ続ける殺人犯を最新の科学捜査と執念で追い詰める捜査班の活躍を描きたいと思った」と話す。未解決事件を再捜査する部署は、09年、警視庁捜査1課内に特命捜査対策室として設置された。

 木村は「殺人事件のニュースを聞かない日はなく、その数だけ被害者とご家族がいらっしゃいます。遺族の方々にとっては悲しみを時が洗い流すことはないでしょう」とコメント。「刑事として犯罪被害者遺族の方々の無念を晴らすべく奔走します。人の心の痛みを感じながら、捜査に臨む心情を丁寧に演じたい」と意欲を見せている。

 同じく7月からは、交際中の東山紀之(43)もTBS系ドラマ(日曜午後9時)に主演する。木曜と日曜で放送日は異なるものの、同じ主演連ドラとあって、視聴率の行方などに注目が集まりそうだ。

 [2010年5月31日7時55分

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