食道がん手術を経て9月5日からの「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」で本格復帰を目指した指揮者小沢征爾さん(74)が、腰痛の悪化などのため限定1曲の指揮に変更することが26日、発表された。当初は2曲の指揮をする予定だったが、長期入院による筋力低下に伴い持病の腰痛が悪化し、主治医が「長時間の指揮は症状を悪化させる可能性が非常に高いため控えるべき」とアドバイス。そのため、予定の演目は小沢氏が最も信頼する読売交響楽団の下野竜也氏が代わって指揮し、小沢氏は現在耐えうる時間内での演目1曲に変更した。

 [2010年8月27日7時57分

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