女優沢尻エリカ(24)と夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)が、スペイン・バルセロナで同居していることが26日、明らかになった。複数関係者の話を総合すると、今年4月に沢尻が離婚を決意したと発表してから、直接対面していなかった2人だが、10月半ば以降、夫婦関係が修復したとみられる。沢尻は現在、スペインで今後の仕事について調整を進めている模様。関係者によると、年末年始の帰国については未定だという。

 9月5日に都内のセレクトショップ「Kitson」を訪れ、約55万円の買い物をしたのを最後に公の場に現れていない沢尻が、スペインのバルセロナで高城氏と同居していた。同市内で目撃情報もあるという。

 セレクトショップを訪れた際、報道陣から早く離婚したいかと問われると「当たり前じゃ~ん」と離婚の意思を強調。その後、同21日に都内で予定されていたヘアケアブランド・サイオスのCM発表会を、体調不良を理由に前夜にドタキャンし、こつぜんと姿を消していた。それから3カ月。今春から世間を騒がせてきた離婚騒動は、年末になって急展開を見せた。

 2人が同居を再開したのは、沢尻とマネジメント契約間近だったエイベックスが白紙を強調した前後の、10月半ばとみられる。沢尻に近い関係者によると、双方が離婚騒動から時間が経過して冷静になったという。4月の離婚騒動を、単なる夫婦げんかとしてとらえるようになった模様だ。

 もともと離婚届は提出しておらず、夫婦として再び同居を始めたことは自然な流れで、あえて発表する必要もないと考えているという。バルセロナでの同居も自然な形で再開した。

 離婚騒動後、初のCMとなったサイオスのCMはオンエア中だが、国内から姿を消した沢尻に新しい仕事はない。ただ年明け以降の活動再開を目指し、スペインの個人事務所を拠点に仕事の調整を進めているという。

 沢尻は9月に米CNNの情報サイトのインタビューで、日本の芸能事務所がタレントの活動や発言に制限を加えることに疑問を呈し、日本に個人事務所をつくりたいと答えている。エイベックスとの契約を目前に失踪したことからも、やはりスペインの個人事務所で自身主体の活動をしたいと考えている可能性もある。

 現時点で2人の帰国の予定は決まっていない。高城氏に近い関係者によると、同氏は仕事の合間に帰国することを希望しているが、離婚騒動に関する報道が過熱している間は帰国しない意向だという。同居中の沢尻も、この年末には帰国はしないものとみられる。

 [2010年12月27日13時17分

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