東京・明治座で10月に春日局とNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の主人公でもある2代将軍徳川秀忠夫人のお江与(お江)を描いた舞台版「大奥

 第一章」(10月2~27日)が上演されることが13日、分かった。

 「大奥

 第一章」は03年スタートのフジテレビ系「大奥」シリーズ第2弾で、04年に松下由樹(42)の春日局、高島礼子のお江与で放送された。

 大奥の黎明(れいめい)期に3代将軍家光の乳母春日局と実母お江与の闘いと波乱の生涯を描き、高視聴率をマークした。今回の舞台版は松下がドラマと同じ春日局で主演し、ドラマで家光の正室孝子役だった木村多江(39)がお江与役で出演。鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希の大奥スリーアミーゴスもドラマ同様に活躍する。

 「大奥」シリーズは03年の第1弾が幕末編、05年「大奥

 華の乱」は元禄編で、06年に映画化。07年に幕末編がドラマと同じ浅野ゆう子主演で舞台化、10年に再演された。

 舞台版は京都の職人が製作した金糸・銀糸をふんだんに使い、凝った刺しゅうの豪華打ち掛けが話題を呼び、ダイヤ入り1億円衣装も登場した。

 松下、木村ともに明治座の舞台は初登場となる。松下は「春日局を明治座という大きな舞台で演じられることを光栄に思います。お客様に大奥の世界を楽しんでいただける芝居をしたいと今からワクワクしています」。木村も「恐ろしくも切ない世界『大奥』。その世界に入るかと思うと、ちょっと怖いです。お客様にも大いに泣いて、笑って、楽しんでいただけるよう頑張ります」と意気込んでいる。

 [2011年1月14日7時34分

 紙面から]ソーシャルブックマーク