女優沢尻エリカ(24)が23日、夫でハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)と昨年9月下旬から話し合いを続け、離婚の意思合意に至ったと発表した。この日、都内で行われた「第20回

 たかの友梨エステティック・シンデレラ大会」にゲスト出演し、終了後に「現状報告会」を開き、“離婚”をアピールした。度重なるトラブルを引き起こしてきたことを謝罪し、両目から大粒の涙を流したが、高城氏は「離婚合意と勝手に発表されて、正直、驚いています。寝耳に水です」と反論した。離婚成立までには、まだ紆余(うよ)曲折がありそうだ。

 緊張からか、沢尻は胸を震わせ何度もつばをのみ込んだ。ノーメークに近く、くまができた目を赤くし意を決したように口を開いた。

 沢尻

 スペインに行き、高城さんと話し合わないと、と考えた。彼を誹謗(ひぼう)したまま、身勝手に離婚を進めようとした行為はあまりに失礼だったと深く反省しております。3カ月に及ぶ協議の結果、高城さんと離婚について意思合意することができました。

 沢尻によると、昨年9月21日にヘアケアブランド・サイオスのCM発表会を、体調不良を理由にドタキャンした後、心と肉体の限界を迎えスペインに飛び立ってしまったという。スペインで話し合いを続ける中で、高城氏と設立した個人事務所の社長に1度は就任したが、同12月3日付で辞任し、新事務所を設立したと明かした。

 今回の帰国の理由は、9月にドタキャンしたことへの謝罪だった。「みなさまにおわびするために帰ってきました。この場を借りて本当に…本当にご迷惑をおかけしました」と口にすると涙が止まらなかった。両目から一直線に、涙がほおを伝って流れ落ちた。

 今後については「活動するのが日本、女優として仕事がしたいという思いは変わりません」と訴え、「第2の故郷。プライベートの上で生活していきたいと考えている」と、スペインを生活の拠点にしていく考えを明らかにした。エイベックスとの契約交渉については「エイベックスさんにお願いしたいと言う立場ではない。運命に身を任せるしかない。もし…もし、チャンスをいただけるのであれば、誠心誠意頑張りたい」と殊勝な姿勢を見せた。

 高城氏との離婚協議の見通しについては「正式に成立したときには、私から報告したいと思います。今日を境にまた状況が変わってくると思う。私も予測不可能。1日も早く解決できるように彼と話し合いを続けたい」と慎重な姿勢を見せた。最初から最後まで頭を下げ続ける姿からは、日本での芸能活動への、なりふり構わぬ思いがにじんだ。

 [2011年1月24日8時3分

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