ハイパーメディアクリエーターの高城剛氏(46)が、妻で女優の沢尻エリカ(24)の会見から一夜明けた1日、「エリカがもし(離婚騒動の)事実を公表しないのであれば、5月16日以降に僕が実名を挙げ、エリカから聞いたすべてのことを公表します。未練は全くない」と訴えた。そして「離婚の意思合意を翻す可能性は?」と聞かれると「当然です。すべて公開する条件付きで、サインしてスペインの公証役場に預けたから」と強調した。

 高城氏はこの日、都内で著書「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。」(マガジンハウス)の出版記念パーティーを開いた。席上、同氏は沢尻が前日に否定した「黒幕」の存在も強調した。09年1月の結婚後、「高城は金に汚い」などと、沢尻に伝えた人物がいるとし、「そのうちの1人は俳優」とした。その人物からは同年末に謝罪されたというが、年が明けた10年1月以降には、沢尻のCM製作に関わった別の人物も「黒幕」になったという。

 沢尻からは「黒幕」の実名と、誹謗(ひぼう)中傷の内容も聞いたという。高城氏は「僕自身が営業妨害されて一番困っている。去年1年、日本で断られた仕事の総制作費は億単位になる。安易に離婚してしまうと…。これは単純な離婚の問題じゃない」と憤った。その上で「できればすべてを話して、卒業シーズンに卒業していただきたい。彼女が公表しないと、僕が言わなくていいことまで言わなければいけなくなる。そうしたら、彼女は退学になってしまう」と話した。