来日中のデンマークのフレデリック皇太子が14日、東日本大震災で被災した宮城県東松島市を訪れ、仮設住宅などで被災者らを励ました。フレデリック皇太子は、校舎が津波で全壊した市立浜市小の児童と一緒にパンと牛乳の簡易給食を食べサッカーを楽しみ、仮設住宅では、車ごと津波にのまれた男性の話に耳を傾けた。被災の傷痕が残る景勝地・松島湾をクルーズ船で巡った皇太子は記者団に「自然の美しさと恐ろしさを感じた。デンマーク国民の気持ちを伝えられた気がして、とても良かった。今後も励ましたいという気持ちを強くした」と語った。