ジャニーズ事務所は27日、人気グループHey!Say!JUMPの未成年メンバーA(16)を芸能活動無期限停止にすると発表した。Aの喫煙している写真が、今日28日発売の週刊誌に掲載されることが分かり、Aも喫煙の事実を認めたため、事実を重く見た同事務所が厳罰を下した。JUMPは、Aを除く9人で活動を続けていくことになった。

 人気アイドルグループの未成年メンバーAの衝撃的な喫煙写真が、今日発売の週刊誌に掲載された。写真2枚のうち、1枚はAがくわえたたばこの先端が火で赤く光っており、煙もかすかに見える。

 同誌によると、写真が撮影されたのは、1枚は昨年1月の14歳、もう1枚は同5月の15歳当時としている。ジャニーズ事務所が本人に喫煙写真について確認したところ、Aは喫煙の事実を認めたという。Aは「過去に数回、興味本位で喫煙したことがある」と常習性がないことを訴えているが、同事務所は「未成年の喫煙が法律で禁止されていることは常識。許されない行為」として、すぐに芸能活動無期限停止を決定した。

 Aは04年に同事務所入り。07年に10人組グループ、Hey!Say!JUMPを結成した当時は小学生。最年少メンバーとして活躍してきた。弟もJrとして活躍している。

 事態を受けて、JUMPはAを除く9人で活動していくことも決まった。明日29日発売予定の7枚目のシングル「OVER」は予定通り発売する。今後予定されている新曲プロモーションは9人で行っていく。また、8月9日から約1カ月間にわたり、東京ドームシティホールで開催するエンターテインメントショー「SUMMARY」は、9人で取り組むことになる。

 同事務所では、過去にNEWSの当時未成年メンバー2人が別々に飲酒騒動を起こしたが、すぐに芸能活動を休止させ、その後Jrとも一線を画す研修生に降格。事実上のグループ脱退とした。また、当時未成年のJr4人が飲酒、喫煙をしていた疑いで、解雇されたこともある。同事務所は未成年の飲酒、喫煙騒動については厳しい処分を科す姿勢は一貫しており、Aに対しても重い処分が下された。過去の事例からも、Aが芸能活動を再開できたとしても相当な時間がかかり、グループ復帰の可能性は低いとみられる。