V6森田剛(32)が主演する三島由紀夫原作の舞台「金閣寺」が21日、ニューヨークの芸術施設リンカーンセンターで上演された。金閣寺に火を放つ主人公役で頭を丸刈りにした森田は「日本で練り上げてきた成果を一番良い形で見せられた。カーテンコールで『ブラボー』と言ってもらえて、うれしかったです」。演出の宮本亜門氏は「テーマは『生きる』。東日本大震災が起きた後という時期でもあり、(終戦当時の)日本人の悩み、生き方をきちんと伝えたい」と話した。

 「金閣寺」はリンカーンセンター・フェスティバルへの参加作品として21~23日の夜と24日昼の計4回公演。約1100の客席で、前売り券は完売の人気ぶりという。来年1月に凱旋(がいせん)公演が行われる。