松嶋菜々子(38)が無表情な家政婦を演じ話題の日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」は、21日放送の最終回で平均視聴率が40・0%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)だったことが22日、分かった。

 「ミタ」の40・0%は、フジテレビと競っている年間視聴率3冠獲得に向けても追い風となった。11月28日に行われた定例会見で日本テレビ大久保好男社長(61)は「フジテレビさんの8年連続3冠王の一角でも崩したい」と宣言しており、局内もこの大ヒットに活気づいている。

 11月末まで年間平均視聴率はプライム(午後7~同11時)、ゴールデンタイム(午後7~同10時)の2部門で同じ12・4%、全日(午前6時から同0時)では日本テレビが7・9%、フジテレビが8・0%で僅差。年間視聴率は来年1月1日までのもので、同4日に発表。

 福田博之編成部長は「これだけリアルタイムで見てくれることは自信にもなるし、勇気も希望も出た」。局内の社食も「ミタ」の高視聴率祝いで、無料化を検討中という。