お笑いコンビ、オセロの中島知子(40)が都内の自宅マンションの家賃390万円(月65万円)を滞納したとして、所有者の俳優本木雅弘夫妻が滞納家賃の支払いを求めている問題で、本木夫妻が中島への提訴を取り下げる決意を固めたことが17日、分かった。この日、大阪市内で行われた映画「わが母の記」(原田真人監督、4月28日公開)のPR会見に出席した本木の義母で女優の樹木希林(69)が明らかにした。

 中島は自称女霊能者との生活に終止符を打ち、現在は霊能者からのマインドコントロールを解くための治療を受けているが、樹木は、本木夫妻の現状について「中島さんは保証会社と契約していて、稼げるようになったら、本人が支払っていく形態になっています。何ら痛痒(つうよう)を感じておりません」と説明。昨夏から中島の両親の相談に乗り、提訴自体が両親の「法の力で娘の安否を知りたい」という願いに応えた部分もあったこともあらためて口にした。「ウチのムコさんは、(訴状に)ハンコを押すことをずっと嫌がっておりましたから」。

 さらに樹木は、中島の自宅マンション、個人事務所として借りていたマンションにも現在、霊能者やその親族の姿はなく、近日中に荷物が搬出される予定であることも明言。その上で、中島に向けて「芸能界にいるような私どもは少々いろんなことがあった方が、人生、人間としてもおもしろい。みんなで最後に笑えばいいんじゃないでしょうか」と温かいエールを送った。