球界の番長が、ついにリアル野球盤に参戦!

 テレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!

 真夏の特訓スペシャル」(7月1日午後9時)の恒例コーナー「リアル野球盤」に、西武、巨人、オリックスで活躍した野球評論家清原和博氏(44)が登場する。子供たちに絶大な人気を誇った「野球盤」を球場に再現し、実際に試合をするユニーク企画。08年10月の引退後、清原氏が試合形式で野球をするのは意外にもこれが初めて。今回の舞台は元本拠地の西武ドーム。このほど行われた収録で、決戦の地に立った同氏の心は自然と燃えた。

 相手のとんねるず石橋貴明(50)チームはこれまで14チームと戦い、5勝8敗1分けと負け越しているが手を抜かなかった。元巨人の広沢克実氏(50)や元木大介氏(40)、元阪神浜中治氏(33)の強力打撃陣を率いて参戦。登場シーンでは引退試合で長渕剛(55)が歌った曲「とんぼ」が流れた。ジープに乗って姿を現し、石橋にプレッシャーをかけた。

 引退の要因にもなった膝の故障も、体重を減らすことで痛みの軽減に成功。さらにこの日は、痛み止めを6錠飲み、体にムチを打って打席に立った。極秘練習も重ねてきた。息子を連れて神宮外苑バッティングセンターに足を運んだ。「マイバットを持って、藤川球児モデルのバッティングマシンで打ってきたよ」。

 成果はあった。通算525本塁打を誇る番長のバットはうなりをあげてボールをとらえる。外野フェンス直撃の会心の当たりも飛び出した。補欠とはいえ、高校野球の名門、帝京高出身の石橋の配球についても「素人」とバッサリ。「考えていることは分かる。全然問題ない」と余裕だった。

 石橋は「完全にPL学園高時代の顔に戻っていました。迫力満点。西武ドームで清原和博というのは絵になりましたね」。