今年の日本テレビ系「24時間テレビ35

 愛は地球を救う」(8月25、26日放送)でチャリティーマラソンランナー、プロレスラー佐々木健介(46)一家の走行距離が120キロと11日、発表された。今回は番組史上初の駅伝形式。第1走は佐々木が務め、2走は長男の健之介くん(13)、3走は次男の誠之介くん(9)、アンカーを妻でタレントの北斗晶(45)が務める。

 本番まであと約2週間。佐々木一家の表情は引き締まっていた。トレーナーによると、中学2年の健之介くんは8キロ、小学4年の誠之介くんは5キロが限界距離という。そのため、佐々木と北斗で少なくとも107キロを分担することとなる。まだ各自の細かい走行距離は決まっていないが未知の距離に、夫妻は緊張の色を隠せなかった。

 2人は6月4日から週4日ペース(1日10~15キロ)で練習を積んできた。「プロレスは瞬発力、マラソンは持久力。使う筋肉が違う…。歩くフォームから直していった」と佐々木。最初は不安ばかりだったが、「46歳でもまだできるというところを見せたい」と、覚悟は決まった。

 北斗は減量にも取り組んだ。「太りすぎてて膝に負担が掛かっていた。食事療法と練習で減らしました」。効果はてきめんで、体重は68キロから61キロにダウン。それを見た佐々木は「本当にキレイになった。久しく見てなかった、くびれが見られて良かった」とリラックスした表情も見せた。

 息子たちも頑張った。練習を始めたばかりのころは、誠之介くんは飛んでいるチョウにばかり興味を持って、走ることすらしなかった。しかし、今では「バッタがいても追いかけずに練習をしている。成長しました」と佐々木。特別な夏休み。一家は団結力を増した。

 メーンパーソナリティーの嵐櫻井翔(30)もそれを感じ取っていた。8日に一家が都内で行った公開練習へ応援に駆けつけ、「団結力で皆さんが抱き合う姿を楽しみに武道館で待っています」。エールを受け佐々木は「120キロを4人でつないで完走できるイメージを持っていきたい」と緊張した面持ちで誓った。