常盤貴子(40)竹内結子(32)柴咲コウ(31)らが所属する芸能プロダクション「スターダスト」に新たなスター女優候補が現れた。藤本泉(20)だ。

 特徴の目力(めぢから)がスカウトの目に留まり、中学時代に同プロダクションと所属契約をかわすも、高校卒業までは学業を優先。本格的に女優活動を始めたのは都内の有名私大に合格した10年からで、放送中のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で女学生役を演じ、6月にはNHKBSプレミアム「薄桜記」(金曜午後8時)で初の時代劇の収録に参加。所作指導担当者に「姿勢がなってない!」と怒られ、約1カ月間自宅では浴衣で過ごして姿勢を修正した。「浴衣は少しでも姿勢が悪いとはだけてきます。だから正しい姿勢が身につきましたが、毎日筋肉痛になって大変でした」。

 そんな日々の努力が実を結び始め、来年公開の映画「つやのよる」(行定勲監督)の出演も決まった。既に撮影はスタート。5、6時間かけて1シーンを撮る繰り返しで、多くのものを吸収しているという。「何度やってもOKが出ず、『どうすればいいか分からない』と言ったら、監督が『分からなくなった状態を撮ってるんだよ』と言われて、勉強になりました」。

 あこがれの女優は、先輩の常盤と深津絵里(39)。「おふたりのような幅のある女優になりたい。目指すは日本アカデミー賞です」と、強い目で言い切った。【三須一紀】

 ◆藤本泉(ふじもと・いずみ)1991年(平3)10月21日、埼玉県生まれ。中学1年でスキューバダイビングの資格を取得。フジテレビ系ドラマ「37歳で医者になった僕」、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などに出演。特技は料理。160センチ。血液型A。