有名占い師の細木数子さん(74)が、約5年ぶりにテレビ出演することが26日、分かった。来年1月2日放送のTBS系「有田とマツコと男と女

 新年から禁断の大バトル!!~細木数子も緊急参戦」(午後9時)にゲスト出演。歯に衣(きぬ)着せぬ発言で人気を得ていた細木さんが、ついにテレビに戻ってきた。

 細木さんは08年3月に突然、放送メディアへの出演を封印した。理由は「本業に専念したい」だった。TBS系では、人生相談バラエティー「ズバリ言うわよ!」が最後。だが、5年の時を経て、「有田とマツコと男と女」の番組関係者が「何とか出ていただきたいと、当時の「ズバリ-」の担当者とともにラブコールを重ねていた。その熱意が通じて、細木さんは出演を決意。「正月特番ということなら」と了承を得たという。

 もっとも、決意には別の決め手もあったようだ。細木さんが不在だった5年間で、人気者になったマツコ・デラックス(40)の存在だ。関係者によると、細木さんは「有田はいいけど、マツコ・デラックスさんに会ってみたいの」と話していたという。既に収録を終えた同番組で、細木さんは、マツコと有田哲平(41)が一般人の悩みを聞くコーナーに登場する。悩みを持つ一般人が登場する予定の場面で、細木さんが「いい男がいないのよ」とサプライズ的に登場。マツコも有田も事前に何も知らされておらず、マツコは「ちゃんとした形でお会いしたかったのに~」と戸惑っていたという。

 細木さんは、番組内でマツコの幸せと有田の結婚も占ったというが、収録前には「正月なので、どうしたら(視聴者の)皆さんが幸せになれるのか?

 というようなことを話したい。その魂が言霊に乗って伝わって幸せになっていただけると思うから」と番組への思いも語っていたという。

 ◆細木さんとテレビ

 細木さんは、中国古代の「易学」などを長年研究し、六星占術を編み出した。膨大な資料を基にした統計学で、殺界(さっかい)は良くないとされる運気の流れをいう。この占い術が広く知られ有名になった細木さんは数多くのテレビ番組に出演。08年までは「ズバリ-」やフジテレビ系「幸せって何だっけ~カズカズの宝話」など視聴率15%前後を記録する番組にレギュラー出演するなどした。いずれも細木さんの降板と同時に終了したが、番組内ではタレントに改名を促したり、地獄に落ちるなど、厳しい言葉を浴びせながらも、視聴者の人気を得ていた。