iPS細胞を使った世界初の治療をしたと発表した後、大半をうそと認める騒動を起こし、現在はタレント活動している森口尚史(48)が27日、騒動についての釈明会見をキャンセルした。所属事務所関係者によると、本人がふてくされているため、会見ができなくなったという。

 森口をめぐっては、26日に出演予定だったテレビ東京系「現状打破TV」の放送が25日に急きょ中止されたばかり。その際、同局から事務所側に「反響が大きく、中止を決めました」と連絡があったといい、「まだ森口が(世間に)話を聞いてもらえる状況にない」と判断。事務所関係者が「騒動についてきちんと話をする機会を設けたい」と、都内で釈明会見を開くことを決めていた。

 また、同関係者によると、番組の放送が中止になったことにショックを受けた森口は「もう、この世に未練はありません」などと自殺をほのめかすメールを送ってきたという。一方で、「時期尚早」と放送中止を冷静に受け入れたとも思われる文言や、「自分が望まれているのは、論文などで自分の研究成果を立証していくこと。それが社会の人が自分に望んでいること」の記述もあったという。