ジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川氏(81)のギネス認定記念舞台「ジャニーズ・ワールド」(東京・帝国劇場)の再演が決定したことが27日、分かった。Hey!Say!JUMPが座長の同舞台はこの日、3カ月間のロングラン公演千秋楽を迎え、東宝から発表された。再演は今年12月、来年1月の2カ月間で、出演者、内容は未定。

 反響からの再演決定だが、特に海外の反響は大きかった。同舞台は103公演で19万人を動員したが、海外からの来場者は3226人。アジアを中心に、欧米からも大勢のファンが駆け付けた。東宝は「帝劇の1カ月公演で、海外からの来場者は多くて数十人~100人。帝劇史上最多です」と驚いている。

 ギネス効果も大きいが、ジャニー氏の演出が海外ファンの心を捉えたようだ。水を大量使用した演出や和を意識した踊り、フライングといったダイナミックな演出と季節感を織り交ぜながら、見た目に分かりやすく、華やかなショーを繰り広げた。海外ではインターネットの口コミで評判が広まった。それでも、ジャニー氏は「まだ足りない」と千秋楽まで照明や音楽の順番など、日々、マイナーチェンジを繰り返した。

 Hey!Say!JUMP山田涼介(19)は「あっという間でした。ハプニングがつきものだし、毎日変更がある中、成長していけたと思います」と手応えをつかんだ様子。再演については「ぜひ挑戦していきたいです」と意気込んだ。【近藤由美子】