女優篠原涼子(39)がオヤジ化する女性を演じることが26日、分かった。4月スタートのフジテレビ系ドラマ(タイトル未定、木曜午後10時)で、女性であることを忘れるほど仕事に没頭するヒロインを演じる。第2子出産後初の連続ドラマ出演となる。

 主人公の遠山桜は、篠原の実年齢と同じ設定。仕事のできる美容師だが、オシャレには無頓着で色気もない。10年間彼氏もおらず、セックスもせず、朝起きると尻をボリボリとかく。ホルモンバランスの崩れから、あごひげが1、2本生えるという異色の役柄に挑戦する。そんな「オヤジ女子」が結婚、出産に焦り、少しずつ恋に目覚めていく過程を描くラブコメディー。06年同局系「アンフェア」の敏腕刑事役や、07年日本テレビ系「ハケンの品格」の万能派遣社員といった役柄と一線を画す設定だ。

 昨年2月、夫市村正親(64)との間に次男を出産。産休明けの日本テレビ系「黄金の豚」以来、約2年4カ月ぶりの連ドラとなり、「久々でプレッシャーに感じるところもあります」と話している。今回はラブシーンにも挑戦する。「男と女の本音が盛りだくさんで見るのがちょっと怖い気もします。オヤジ女子の恋の奮闘ぶりに、笑って泣いてときめいてほしいです」と言い、「最後には『恋がしたい!』と思っていただける前向きなドラマになれば」と意気込んでいる。

 ○…主人公の恋愛に大きく関わる男性を、三浦春馬(22)藤木直人(40)が演じる。三浦は伸び悩む競技自転車のプロライダー役。「恋愛の楽しさや痛みを丁寧に演じたい」。藤木は主人公が勤める美容室の新店長役。「大胆なやりとりもあり、ドキドキしてもらえる大人のラブコメディーになるように頑張りたい」。

 [2013年2月27日7時37分

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