演出家蜷川幸雄氏(77)が27日、都内で行われた読売演劇大賞授賞式で、狭心症で入院していたことを明かした。今年1月24日に胸に痛みを感じて救急車で病院に搬送され、同26日に6時間のバイパス手術を行ったという。今月14日に演出舞台「オイディプス王」初日には医師同伴で駆けつけてダメ出しを行い、21日に退院した。「食事も塩分がないので夢はカツ丼、天丼、うな丼を食べること」と笑わせた。10日後に「ヘンリー四世」の稽古が始まる。「仕事は減らさない。絶対いや」。この日は大賞を受賞した。また中村勘九郎が最優秀男優賞、中村七之助が杉村春子賞と兄弟受賞した。

 [2013年2月28日7時42分

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