<連載「気になリスト」(75)>

 女優本仮屋ユイカ(25)の妹の本仮屋リイナさん(21)が「国家

 偽伝、桓武と最澄とその時代」(3月27~31日、東京・新国立劇場)で初舞台を踏むが、これが最後の舞台になってしまうかも知れない。4月1日から東海テレビにアナウンサーとして入社するからだ。4月1日スタートの朝の情報番組「スイッチ!」(月~金曜午前9時50分)にアシスタントとして出演することが決まっている。「千秋楽が終わったら、すぐに名古屋に戻って、午後7時から翌日の打ち合わせなんです」。

 これまでにも、ユイカの美人妹としてテレビや雑誌に度々登場してきた。複数の芸能事務所から契約のオファーも届いたが、「夢はアナウンサー」という小学校時代からの夢を貫いた。「NHK『おはよう日本』で元気をもらっていたおじいちゃん、おばあちゃんを見て、私も元気を与えられるようなアナウンサーになりたいと思った。人の話を聞くのが大好きで、報道取材もできる、信頼されるアナウンサーになりたい」。

 初挑戦する舞台も、表現力を身に付けるため、局の了解も得て出演を決めた。「昨年10月にワークショップに参加してお芝居をしたら、役に入り込んで、気持ちもいいし、楽しかったんです」。

 平安時代の高僧、最澄の青年時代を描く舞台。社会の最底辺で生きながらも、若き最澄の人生を変えるヒロインを演じる。「演じるには大変なエネルギーがいる。1度うまくいっても、次にやった時はダメだったり、まだ演技にムラがある。稽古が終わると、いつもぐったりします」。

 姉ユイカも「あなたならできるから大丈夫よ」と応援しているという。「私の体を気遣って、忙しいのに野菜スープを作ってくれたりしています。将来は私の番組に、ドラマ告知の姉を招いて共演したいです」。【林尚之】

 ◆本仮屋(もとかりや)リイナ

 1991年(平3)4月1日、東京都生まれ。09年に青学大法学部に入学。大学1年の時に「ミス青山学院」のファイナリスト6人に残る。趣味はランニング、料理、読書。161センチ。血液型A。(3月15日付

 紙面から)