KAT-TUN上田竜也(29)が、蜷川幸雄氏(77)演出作品に初挑戦する。上田が蜷川氏演出舞台「冬眠する熊に添い寝してごらん」(14年1月9日開幕、東京・Bunkamuraシアターコクーン)に主演として出演することが4日、分かった。小説家古川日出男氏の書き下ろした戯曲で、100年前に生きた伝説の熊猟師と、その子孫で現代を生きる兄弟の愛憎劇を交錯しながら描く。上田は兄弟の弟でエリートサラリーマンを演じる。

 制作側は、上田の抜てきについて「クールなたたずまいの中に熱い闘志を秘めた上田さんに、蜷川さんが強く印象づけられようです」と説明。蜷川氏も「上田君はテレビで見ていてあの強い個性が気になっていて、いつか一緒に仕事がしたいと思っていたので、実現できてとてもうれしいです」と話した。

 これまで、東山紀之、岡本健一、木村拓哉、岡田准一、森田剛、生田斗真、二宮和也、松本潤ら数々のジャニーズ事務所タレントが蜷川氏に鍛えられ、俳優としての飛躍につなげてきた。上田は「蜷川さんとご一緒できるということで、日が近づくにつれ、心が高鳴っているのを感じています。みなさまの胸をお借りして精いっぱい務めさせていただきます」と覚悟を決めている。