5人組ロックバンド、SOPHIAが12日、活動休止前最後のライブを東京・日本武道館で行った。約1万2000人を前に代表曲「ヒマワリ」、発売予定のない新曲「WHITE」など28曲を披露した。

 デビュー19年で節目の10度目の武道館ライブに、ボーカル松岡充の42歳の誕生日も重なり「お盆なので子供の頃からよく忘れられていた誕生日。今日は一生忘れられない」。10年にろ胞性悪性リンパ腫(血液のがん)を患い、11年に克服したキーボード都啓一(41)は「武道館でラストを迎えられて感無量です」と笑みを浮かべた。

 今年4月に活動休止を発表し、迎えた公演最終日。「19年もやれば解散の危機もあった。中でもめたり、外圧に屈しそうにもなった。ビジネスだけでやってきたのなら続いていない。(ファンの)みんな、ありがとう」と松岡。そして「解散はない」と言い切った。明確な休止期間は決めていないが、「(結成)20周年で新たにスタートを切れるように充電したい」と来年の活動再開を示唆した。

 今日13日から活動を再開する日までは、それぞれソロ活動を続ける。松岡はこの日ソロ写真集を発売し、9月29日から始まるミュージカル「フォーエバー

 プラッド」に出演するなど俳優業に力を入れ、音楽でのソロ活動をする意向はないという。