「2013神宮外苑花火大会」(日刊スポーツ新聞社主催)が17日、東京・神宮球場や国立競技場などで開催された。国立は近藤真彦(49)、KinKi

 Kids、滝沢秀明(31)の3組が登場し、同所では過去最高の5万8000人を動員。ジャニーズ事務所を代表する3組の競演で、華やかに盛り上げた。34回目を迎える神宮花火の来場者は、5会場で計13万4000人を動員。昨年よりも2万以上も多く、周辺を含めると約38万人が約1万発の夏の風物詩を楽しんだ。

 時折涼しい風がそよぎ、暗闇に包まれた国立競技場に、大人の色気漂うハーモニーが響き渡った。近藤のバラード曲「夕焼けの歌」。ジャニーズ事務所の長男格、近藤を筆頭に、KinKi、滝沢と同事務所を代表する3組4人が全員でしっとりと歌い上げた。

 国立のゲストとしては、近藤は4年連続。KinKiは初、滝沢は3年連続となり、近藤は本番前に「去年はSexy

 Zoneとか、世代を超えたファンが集まっていたからね。僕のファンでも、まだKinKiや滝沢にドキドキする世代でしょ。今年はみんな楽しめるはず。特に『夕焼け-』は、大人の世界だよね」と言った。

 盟友、野村義男(48)のギターで、近藤の代表曲「スニーカーぶる~す」や「ハイティーン☆ブギ」「Baby

 Rose」を、花火鑑賞後も「ギンギラギンにさりげなく」を3組で披露した。2度と見られないかもしれない貴重な豪華競演に、観客は興奮続きで、近藤がKinKiの2人に「どっちから花火が上がるか分かる?」などとレクチャー。光一がかつて、KinKiのバックを務めた滝沢に「しゃべれよ!」と突っ込む場面もあった。それぞれステージを引っ張る3人だが、大人のハーモニーとともに、楽しいトークできずなの強さも感じさせた。

 国立での花火ゲストも、改装工事前最後の可能性がある。招致を目指す2020年の東京五輪に向けての改装工事は、来年8月から開始予定。近藤は「5年一区切りだからね。仕方ないけど、来年できないとなると寂しいよね。工事が9月に延びたりして、チャンスがあればやりたいよ。(国立花火ゲスト)5年目に1発ね!」と望んだ。

 近藤は24年ぶりに東京・帝国劇場9月公演「DREAM

 BOYS

 JET」でミュージカルに挑戦するため、徐々にけいこを本格化させている。「今年の夏最後のイベント。全力で行くよ!」。宣言通り、夏の恒例行事を後輩と全力で楽しみ、今後は新たな挑戦に全力を注ぐ。