国際オリンピック委員会(IOC)は7日(日本時間8日早朝)にブエノスアイレスで開いた総会で、2020年の第32回夏季五輪・パラリンピック大会の開催都市に東京を選んだ。

 IOC総会最終プレゼンテーションで、安倍晋三首相や猪瀬直樹都知事らが着た「勝負スーツ」に、注目が集まっている。オフィシャルパートナーとして、招致活動での公式スーツを手がけてきた紳士服大手AOKIが担当した。

 AOKIホールディングス本社によると、国際的ファッションデザイナー島田順子さんが監修した同社のプライベートブランド「JUNKO

 SHIMADA

 JS

 homme」のデザインをもとにしたスーツ。「JUNKO-」は「洗練されたスタイリング」が特徴で、価格は6万円台後半~7万円台後半。20~40代の幅広い年代に人気だ。首相らが着たのと同じ商品は現在、店舗では販売されていない。

 高額な費用が批判された前回の16年夏季五輪招致では、天然の染料を使うなどした公式スーツが1着20万円以上といわれた。関係者によると、今回は10万円前後。ほぼ半額の勝負服で、招致リベンジを果たした。