日本シリーズ第6戦で巨人打線につかまり、今季初黒星を喫した楽天田中将大投手(25)だが、妻でタレント里田まい(29)の株は高騰していた。親しい関係者によると、CMオファーや料理レシピ本出版などの依頼が殺到。それらを断り、夫のサポートに専念した2013年だったが、その株は上昇の一途だ。田中がメジャー移籍で海を渡るであろう14年、里田は夫と一緒にいながらも、日本のCM、書籍、雑誌に登場することになりそうだ。

 里田と親しい関係者によると、この1年、断続的にCM契約オファーが里田に届いているという。同時に「マー君にどんな料理を食べさせているのか、読者に示してほしい」などと、料理レシピ本出版の依頼も多数あったという。しかし、里田は「今年は主婦業に専念したいので」とそれらを断ったり、保留していた。来季のメジャー移籍を心に決め、魂を込めて投げ続けてきた夫のサポートに徹するための選択だった。

 一方で、里田株は上昇し続けた。田中が活躍すればするほど注目度は高まり、取材の依頼も多くなった。それらを断っても里田に関する報道は多くなり、交際前は苦手だった料理を教室に通うなどして会得し、スポーツ選手の食に特化したジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得したことも広く知られるようになった。近い関係者も「交際が始まった2010年夏ごろから、料理教室に通い始めて、テレビ番組収録後、田中投手に覚えた料理を振る舞うために仙台に向かったりしていました」と証言するなど、今や里田=「理想の妻」のイメージだ。

 今季はおそらく田中にとっての日本ラストシーズン。メジャー移籍が順調に成立すれば、里田も一緒に海を渡ることになるが、その前に、これまで保留にしていたCMや料理レシピ本出版の仕事を受ける可能性は高い。別の関係者によると、米国での生活を想定して英会話教室にも通い始めたという里田。「内助の功」は来季も続くが、タレントとしても、CM、料理レシピ本などで存在感を示しそうだ。