11年ぶりの日本公演を行っている英歌手ポール・マッカートニー(71)が今日18日から始まる東京公演(日刊スポーツ新聞社ほか主催)を前に日本のファンに向けてコメントした。大阪と福岡の公演を終え、「これまでの日本のショーはどれも最高だよ。お客さんも皆ファンタスティックだしね。日本での滞在も楽しんでいるし、何よりも戻ってこれたことが本当にうれしいんだ」と大満足しているという。「みんな良い人ばかりだし、食事もすばらしいし、とにかく食べすぎているよ」と日本を堪能している様子を語っている。

 14日に観戦した大相撲九州場所も「美しかったし、本物のレスリングだったよ。僕は何年も前にハマってずっと好きだったんだ。いい勝負が見られてとっても楽しめたよ」。

 来日時に「オッス!」、大阪公演で「オオキニ~」など日本語でファンを楽しませているが「日本語はフレーズをいくつか知っているだけで少ししかしゃべれない。滞在中にもっと覚えて、ツアーが終わるころにはれっきとした日本人になっているからね」。東京公演でどんな日本語が飛び出すのか注目だ。

 ◆17日のポール

 終日ホテルに滞在して今日18日からの東京公演に向けて英気を養ったもようだ。公演中はステージで水分補給しないほど抜群ののどの強さを持っているが、万全を期するために、十分な静養を心がけているようだ。東京公演は18、19、21日の3日間。11年ぶり来日のファイナルを飾るポールの歌声がいよいよ東京に響く。