連続ドラマ「明日、ママがいない」で日本テレビに抗議していた全国児童養護施設協議会は30日、同局が番組内容を一部変更する方針であることを明らかにした。児童が不安を訴えているとして協議会側が改善を求めていた。同局側が協議会に2月4日までに具体的な変更点を提示するという。何話目から変更するかは未定。

 協議会によると同局の佐野譲顕制作局長らは30日、都内の協議会を訪問。「申し入れを真摯(しんし)に受け止め、改善を検討したい」と説明した。協議会はこれまで子供への暴力・暴言やペット扱いする表現、「ポスト」などのあだ名をやめるよう同局に改善を申し入れていた。ドラマで傷ついた児童たちへの謝罪も求めている。

 日テレ総合広報部は「先方からのご意見を重く受け止め、期限までに文書で回答する予定」としている。