女優沢尻エリカ(27)が、4月19日スタートのフジテレビ系「ファースト・クラス」(土曜午後11時10分)で、約8年ぶりに連続ドラマの主演を務めることが6日、分かった。雑用ばかりの底辺から、記事、広告を自在に操るトップまでランキングが変わる女性編集者の世界を描くドラマで、沢尻は、下町の衣料材料品店の店員から、憧れのファッション雑誌編集部で働くことになった主人公(吉成ちなみ)を演じる。

 沢尻の連ドラ主演は06年のTBS系「タイヨウのうた」以来になる。07年に主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで不機嫌に「別に」と発言。騒動になり、女優業から遠ざかった。私生活では09年にハイパーメディアクリエーター高城剛氏と結婚し、昨年12月28日に離婚成立を発表。その間、大手事務所からの退社、個人事務所設立、別の大手事務所との契約があり、12年7月公開の映画「ヘルタースケルター」ではオールヌードのぬれ場を演じた。

 昨年は単発ドラマに主演し、離婚発表に合わせて仕事に真摯(しんし)に取り組む意思も表明。今回、スキャンダルを敬遠しがちなスポンサーの許可も得て連ドラ主演に起用されたことは、沢尻自身が女優として信頼を取り戻した証しで、沢尻は「女同士の戦いで、つらい目に遭いながらも歯を食いしばって勝ち抜いていく役。女性の皆さんへの応援ソングとなる作品。期待してください」と話している。

 沢尻と恋愛関係に発展するアシスタントカメラマン役に中丸雄一(30)、カリスマ編集長役を板谷由夏(38)が演じる。