心筋梗塞で危篤状態にある歌手安西マリア(60)の所属事務所が8日、マスコミ各社にファクスで、現在の状態を報告した。先月20日に発症し現在も意識不明だが、自力呼吸はでき、生命維持はされているという。

 安西は先月20日午後8時半ごろ、自宅で心臓の痛みを訴え、自分で119番通報し病院に搬送されたという。急性心筋梗塞と診断され、除細動器などで一時蘇生、3日間にわたって冠動脈再かん流療法などの集中治療を行った。ファクスには「発症から2週間あまり必死で闘っている安西マリアに、現在、高齢のご家族が肩を寄せ合って経過を見守っている状態です。予断を許さない状況は変わりません」と記されている。

 安西は73年のデビュー曲「涙の太陽」が大ヒット。最近では六本木のライブハウスに月2回ペースで出演していた。