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 Zone中島健人(20)佐々木希(26)がこのほど、東京・新宿歌舞伎町の高級キャバクラで特訓した。2人は、テレビ朝日系ドラマ「黒服物語」(24日スタート、金曜午後11時15分)で、ボーイとNO・1キャバクラ嬢を演じる。役作りのため、60人以上のキャバ嬢が在籍する人気店「バロンドール」を訪れ、手ほどきを受けた。

 中島も佐々木もキャバクラに足を踏み入れたのは初めて。開店前、木村路成店長(32)やスタッフの竹村寛弥さん、17カ月連続売り上げトップのNO・1桜井野の花(ののか)さんが待つ店内に、ドラマ衣装を着て姿を現した。

 客こそいないが、指導は厳しかった。中島は竹村さんから、膝のつき方や水割りの作り方を教わった。「スピード、スマイル、スマートの『3S』を忘れないで」。竹村さんの声が店内に響く中、ボトルやグラスをのせたままお盆を5本指で支える「初心者コース」から、3本指の「上級テクニック」まで手取り足取り教わった。途中でグラスを落としそうになって冷や汗をかく瞬間もあった。

 佐々木は、カリスマキャバ嬢としてバラエティー番組などにも出演経験のある桜井さんのお手本を真剣なまなざしで見つめた後、座り方、水割りの作り方、たばこの火の付け方などを伝授された。席についた途端、客を演じるスタッフの太ももに手を置くと、桜井さんは「いきなりタッチはダメ!」。さらに「水割りを作る時も(グラスに視線を送らず)相手の顔を見て話しながら作る」など、まるで新人キャバ嬢のように細かい接客テクニックを教わった。

 中島は「今の仕事でも、黒服でも、トップを狙うということは同じこと」とプロの厳しさに強い刺激を受けていた。佐々木は「相手の顔を見て話しながらノールックでお酒を作るのは本当に難しい」。さらに「相手を思いやることが大切。教えを生かして気合を入れます」。2人とも“体験入店”の成果を演技に取り入れようと張り切っていた。【小谷野俊哉】

 ◆ドラマ「黒服物語」

 医大を目指す浪人生の主人公が恋に落ちた人気キャバ嬢のいる店で働き始め、生きることの厳しさを学んでいく姿を描く。主題歌はSexy

 Zoneの「君にHITOMEBORE」。