ジャニーズ事務所の5人組グループ、A.B.C-Z橋本良亮(21)が音楽劇「ルードウィヒ・B」(11月27日開幕、東京国際フォーラム)に主演することが12日、分かった。手塚治虫さんの未完の同名漫画が原作。天才音楽家、ベートーベンの生涯を描く。絶筆部分にあたる後半は、交響曲第9番の「歓喜の歌」が生まれるエピソートが加わる。

 橋本が主人公ベートーベンを、同じA.B.C-Z河合郁人(26)がモーツァルトを演じるといい、制作側は、それぞれの起用理由を説明した。「橋本さんにはベートーベンの気むずかしく、モジャモジャ頭といったイメージを壊してほしかった。逆に河合さんは、モーツァルトの調子のいいところが似ているので、お願いしました」。

 2人は舞台上でピアノの生演奏にも挑戦する。9月末から特訓を受けているという橋本は「ベートーベンのファンに失礼がないよう頑張っていきたいと思うので、応援の方よろしくお願いします」。河合は「素晴らしい作品に出会えて、演じることを誇りに思います」と張り切っている。ほか、知念里奈、浅野温子、里見浩太朗が出演する。