大みそかのNHK紅白歌合戦の目玉企画、ディズニーアニメ映画「アナと雪の女王」の内容が21日、明らかになった。神田沙也加(28)米歌手イディナ・メンゼル(43)の2人がニューヨークから歌を届け、コーナー最後には、2人とNHKホールにいるMay

 J.(26)ら出場者全員で「レット・イット・ゴー

 ~ありのままで~」の日本語詞バージョンを歌う。

 全国の視聴者が注目する「アナ雪」コーナーで夢の豪華リレーが実現する。日本語版で主人公アナの声を演じた沙也加と、英語版でアナの姉で雪の女王エルサの声を演じたメンゼルが、ニューヨークのスタジオから歌声を届ける。

 沙也加がまず、コーナーのトップバッターとして登場。劇中歌「生まれてはじめて」を歌う。次にメンゼルが登場して「レット・イット・ゴー

 ~ありのままで~」英語詞バージョンを歌う。コーナー最後は、ニューヨークにいる沙也加、メンゼルと、紅白会場の東京・渋谷のNHKホールを結び、日本語版のエンディングに流れた「レット・イット・ゴー

 ~ありのままで~」日本語詞バージョンを歌ったMay

 J.を含む出場歌手全員で、同曲を日本語詞バージョンで歌う。“本家”メンゼルは、英語詞だけでなく日本語詞バージョンを初めて歌うことになる。

 今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」。NHK関係者は「紅白の目玉ですから、テーマに沿った演出も必要だが、それ以上に日本で社会現象になった曲だからこそ、全員による歌唱がふさわしい」としている。

 なお、「アナ雪」コーナーは、今年の紅白最大の目玉企画として、中盤から終盤にかけて、例年番組が盛り上がりを見せていく午後10時前後になる予定。勝負どころの終盤間際という案も検討されたが、親子で楽しんでほしいという点も考慮した結果、この時間に設定された。

 昨年の紅白では、目玉企画「あまちゃん」コーナーで、挿入歌「潮騒のメモリー」を、能年玲奈と橋本愛の潮騒のメモリーズによる歌唱で始まり、小泉今日子、薬師丸ひろ子という大物が歌いつなぐ演出が話題になった。今年は、社会現象にもなった同曲を、日米をつなぐ「アナ雪」リレーというスケール感ある演出で全国の視聴者を楽しませ、高視聴率獲得も狙う。

 ◆社会現象となった「アナと雪の女王」

 イディナ・メンゼルや松たか子が「レット・イット・ゴー

 ~ありのままで~」を歌う本編特別映像が今年1月から劇場や公式サイトで流れ、3月の劇場公開前から話題に。映画の興収は「タイタニック」「千と千尋の神隠し」「ハリー・ポッターと賢者の石」以来4本目となる200億円超えの約254億円を記録。映画館で劇中歌を一緒に口ずさむ観客も現れ、歌詞付き版の上映も実施された。「ありのままで」「レリゴー」は新語・流行語大賞にノミネートされた。サントラ盤は98万枚を売り上げ、アルバム部門年間2位に。