女優米倉涼子(39)が26日、結婚した。お相手は営業コンサルティングなどを行う会社経営の男性A氏(37)。米倉は妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が今年のドラマ最高視聴率を記録するなど、ノリに乗っている視聴率女王がついにゴールインした。

 “恋多き視聴率女王”が、電撃結婚した。米倉は「2014年は、公私にわたり私にとって忘れることの出来ない1年となりました。こういう形で年の瀬を迎え、また新しい年を迎えることが出来ること、心より感謝申し上げます」とコメント。所属事務所の仕事納めだったこの日、晴れて妻としての新たなスタートを切った。

 取材によると、A氏とは12年8月に出会い、交際に発展した。2歳下のA氏は大阪出身で、大学卒業後に01年にリクルートに入社し、フリーペーパー「ホットペッパー」の営業などを担当した。その後、転職をへて、米倉と交際を始めた頃に独立。営業コンサルティングや化粧品の卸売りなどを手掛ける会社を経営している。

 米倉はこれまで、サッカー日本代表の中田浩二、歌舞伎俳優市川海老蔵、俳優岡本健一らとの交際が伝えられるなど、恋多き女としても知られてきた。海老蔵とは結婚寸前までいったが、最終的には「梨園(りえん)の妻」にはならず、女優業にまい進した。そんな米倉も「彼の誠実で温かな人柄は私にとって大きな存在となり、尊敬できるパートナー」と語るA氏。互いに海外旅行が好きで、タイの離島巡りなどに出掛けるなど愛を育んでいた。

 同時に米倉は仕事も充実させていた。シリーズ第3弾となったテレビ朝日系主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」最終話(18日放送)が、平均視聴率が27・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、今年放送のドラマで1位。「視聴率女王」と呼ばれプレッシャーもある中で結果を残し、女優としての地位をさらに確立した。大仕事をやり遂げ、来年には40歳を迎える節目を前に、大きな決断をした。

 挙式、披露宴の予定はないが、年明け後もしばらくはスケジュールを空けているといい、ゆっくりと新婚生活が送れそうという。今後も仕事に前向きで書面で「これからも初心を忘れず、感謝の気持ちを大切に、女優としてもひとまわり成長できるよう今まで以上に精進して参ります」と宣言した。

 ◆米倉涼子(よねくら・りょうこ)本名同じ。1975年(昭50)8月1日、神奈川県生まれ。92年、第6回全日本国民的美少女コンテスト審査員特別賞受賞。モデル活動後、00年1月、TBS系「恋の神様」で女優デビュー。その後、テレビ朝日系「黒革の手帖」「けものみち」など松本清張原作ドラマなどに数多く出演している。12年には米ブロードウェーミュージカル「シカゴ」で主演。同年秋からテレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」で主演。特技は5歳から15年間続けたクラシックバレエ。血液型B。