シンガー・ソングライター松任谷由実(61)が、早くも2020年東京五輪の聖火ランナーに名乗りを上げた。6日、新潟・苗場プリンスホテルでの冬恒例公演「SURF&SNOW

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 Naeba

 Vol.35」(18日まで全8公演)が開幕。5年後に向けて、新たな目標を語った。

 ユーミンが、5年後の聖火ランナーに思いをはせた。夫の正隆氏(63)とともに駅伝好きであることに話が及び、「五輪の聖火ランナーは?」と聞かれると、「いいですね!」と身を乗り出した。実現すれば、66歳での挑戦。「5年あります。今から鍛え直してやりたい」と意欲を示した。

 1964年(昭39)東京五輪の当時は、小学5年だった。「(出身の)八王子に自転車競技のトラックができて、授業で行きました。高速道路がどんどんできたり、未来がくるんだとワクワクしました」。79年発売のアルバム「OLIVE」に収録の「未来は霧の中に」の歌詞には、それらの思い出を記した。

 ♪東京のまちはオリンピックがひかえ

 まるで絵のように時が過ぎた

 13年12月、国立競技場改修工事前最後の早明戦では「ノーサイド」を歌った。東京五輪ではラグビー競技も予定されており、「夢のようなステージで、崇高な気持ちになった。ご要望があれば、ぜひやりたい」と新国立競技場での歌唱にも、前向きな姿勢を見せた。

 そして、この日のライブでは古代遺跡をイメージし、金色のクレオパトラ風衣装に身を包んだ。35回目にちなんで、35年前に発売されたアルバム収録曲「サーフ天国、スキー天国」や、35歳の時に発売されたアルバム収録曲をメドレーで披露するなど、1000人のファンを魅了した。パワフルなステージは健在で、5年後、元気に東京の街を走る姿を容易に想像させた。【大友陽平】

 ◆芸能人による五輪聖火ランナー

 64年の東京五輪では、当時学生だった三遊亭小遊三がランナーを務めている。98年の長野五輪では、開会式当日の第1走者を西田ひかるが務め、他にもKinKi

 Kids堂本光一らが参加。08年北京五輪の聖火リレーでは、萩本欽一らが務めた。00年シドニー五輪では、現地でのリレーにNHK有働由美子アナが参加したこともある。