昨年秋にNHKで放送され、女優鈴木京香(43)と俳優長谷川博己(34)の大胆な不倫ドラマとして話題になった「セカンドバージン」が同キャストで映画化されることが1日、決まった。ドラマでは、鈴木の17歳年下の恋人役を演じた長谷川が、シンガポールで銃弾に倒れ鈴木の目の前で死去する設定だった。映画では、ドラマで描かれていなかった2人の愛の秘話を描き、長谷川が銃弾に倒れる前後の話が中心になるという。ドラマの脚本を務めた大石静氏が新たに書き下ろし、ドラマを演出した黒崎博氏が監督を務める。松竹の配給で、9月23日公開予定だ。

 ベッドシーンも登場したドラマの視聴率は、初回は5・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったが最終回は11・5%まで跳ね上がった。放送終了後は、視聴者から「もう1度2人の恋愛を見てみたい」との投稿が数多く寄せられたという。ファンの期待に応え、メーンキャストをそのままに映画化が決定。長谷川の妻役の深田恭子(28)も出演する。

 映画の舞台はマレー語で「泥が合流する場所」との意味を持つマレーシアのクアラルンプール。ドラマ同様、大胆でなまめかしい描写も登場する。鈴木は「ドラマを楽しんでくださった皆様の期待を裏切ることのないよう精いっぱい演じます」。長谷川も「映画化にあたり、また新たな気持ちで役を全うしたい」と意気込む。深田も「暑い国での海外ロケで、私も役を熱く力強く演じたいと思います」とコメントしており、ドラマ以上の修羅場が期待されそうだ。