KAT-TUN亀梨和也(26)が、初主演映画で25役に挑戦することが2日、分かった。主人公がどんどん増殖していく奇想天外な映画「俺俺」(三木聡監督、来春公開)。原作は、作家星野智幸氏が11年に大江健三郎賞を受賞した同名小説。郊外の家電量販店勤務の主人公が、成り行きでオレオレ詐欺をしたことから「俺」が増殖していく異常事態を描く。亀梨は、主人公以外に、「全身タトゥー」「警官」「キャリアウーマン」「巨乳」などの男女問わない設定の、さまざまな「俺」を演じる。その数は何と25役。アフロヘアや、ボディコン姿にも挑戦する。「巨乳」の設定では、ブラジャーを着用する。クライマックスでは一気に十数人登場した亀梨が互いを“削除”しようと殴り合う場面も登場する。

 演出を手掛ける三木監督は脚本も担当。テレビ朝日系「時効警察」など異色ドラマをヒットさせ、「脱力系」と評される独特の演出法は、映画界でも注目されている。撮影は今月10日前後に開始予定。25役という異例の設定に挑む亀梨は、三木監督とキャラクターなどについて話し合い、衣装合わせなど入念な準備を進めている。

 亀梨は映画出演の経験が少なく、09年「ごくせん」に続く2作目。今回が初主演となる。「役ごとに台本を持っていた方がいいのかなと思うぐらい、試行錯誤しています。恥ずかしいですが、おれの全部の引き出しを開けないと埋めきれないと思っています」と、撮影現場で全てをさらけ出す覚悟を決めている。年内に完成予定。