昨秋に日本テレビで放送された連続ドラマ「妖怪人間ベム」が、KAT-TUN亀梨和也(26)主演で映画化(12月15日公開、狩山俊輔監督)されることが13日、分かった。ドラマは、1960年代に一世を風靡(ふうび)したアニメ「妖怪人間ベム」の初の実写化で、平均視聴率(ビデオリサーチ、関東地区)15・6%と大健闘。映画でもベム、ベラ、ベロの3人の妖怪人間を亀梨、杏(26)、鈴木福(7)が演じる。

 ドラマではベム、ベラが人間になることを願いながら、悪と戦い、人間を救っていく姿を描いたが、完全オリジナル版の映画では、「愛」が大きなテーマになるという。鈴木演じるベロの初恋を描きながら、登場人物それぞれの愛情も描いていく。

 アクションや妖怪同士のバトルシーンは、ドラマよりもスケールアップ。ベムらが強力なパワーを持つ妖怪と対峙(たいじ)するシーンでは、CGやワイヤアクションを連ドラと比較にならないほど多用する予定という。

 また、亀梨の妖怪変身後の特殊メーキャップは、より妖怪としての怖さを出すためにマイナーチェンジ。関係者によると「特殊メークは連ドラの時よりも3倍の時間がかかるのでは」と話すなど、ディテールにもこだわっている。

 ベム、ベラ、ベロを演じる3人は、再びチームを組むことを喜んでいる。亀梨は「おは妖怪!

 すごくうれしいです!

 またベラ、ベロと会えること、そしてベムを演じられること、ワクワクしています。はやく、妖怪人間になりた~い!」。杏は「さらに迫力あるベラを演じたいと思います」。鈴木は「大好きな亀梨さんと杏さんとまた一緒に撮影できるので楽しみです。アクションが大好きなので、何かアクションシーンがあったらいいなぁ」とそれぞれ話している。