嵐の松本潤(29)と上野樹里(26)が、映画「陽だまりの彼女」(来年10月公開予定)で初共演することが2日、分かった。35万部を売り上げた越谷オサム氏の同名小説が原作で、「僕等がいた」などで知られる三木孝浩監督がメガホンを取る。主演の松本は「花より男子

 ファイナル」以来5年ぶり、ヒロイン役の上野は「のだめカンタービレ

 最終楽章」以来3年ぶりの映画出演となる。

 同作は、ファンタジックな要素が入ったラブストーリー。鉄道広告の代理店営業マン・浩介と中学時代の幼なじみ・真緒が10年後に再会し恋に落ちる。真緒が持つ奇想天外な秘密が、物語の重要なかぎになっている。撮影前に原作を読んだ松本は「2人の恋愛描写だけでなく、世界観やストーリーのおもしろさに感動しました」。上野は「ピュアなラブストーリーに感動しました。心温まる、優しい気持ちになれるこの作品を感じてもらえるよう頑張ります」。プロデューサーの小川真司氏は「ラブストーリーはキャストが重要ですから、今回は完璧。2人の演技で切なくなって泣ける作品になります」と自信を見せている。

 2人は意外にも初共演だ。上野が10年のNHK紅白歌合戦に審査員として出場した際、司会を務めていた嵐と顔を合わせたことはあるが、芝居やバラエティー番組などでの共演はなく、互いに来年1月中旬から始まる撮影を楽しみにしているという。

 原作では千葉が舞台だったが、同作では湘南が舞台になる。

 ◆陽だまりの彼女

 新人営業マンの浩介(松本)は、中学時代の幼なじみで、下着メーカーの広報で働く真緒(上野)と再会する。以前は「学年有数のバカ」といじめられていた真緒は、魅力的になっていた。恋に落る2人だが、真緒には秘密があった-。08年に単行本が発売。昨年文庫化された時「女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO・1」のキャッチコピーが注目され、売り上げが伸びた。