櫻井翔(30)と宮崎あおい(27)が夫婦役で共演した11年公開の映画「神様のカルテ」の続編「神様のカルテ2」が製作されることが12日、分かった。東宝が発表した。メガホンは前作同様、深川栄洋監督がとる。

 前作は作家夏川草介氏のベストセラー小説の映画化として話題を集め、興行収入約19億円のヒットを記録した。小説も続編が発表され、現在40万部のベストセラーとなっている。続編の映画には新たな出演者として藤原竜也(30)らが加わることになった。

 前作に続いて、主人公の医師、栗原一止(いちと)を演じた櫻井は、トレードマークの天然パーマの髪を少しさっぱりさせ、服の着こなしも前作に比べてあか抜けた印象になるという。その妻、榛奈を演じ、前作で子どもを授かった宮崎は今回は妊婦役に挑戦。すでに衣装合わせも済ませている。

 藤原は、櫻井の大学時代の友人で、1児の父でもある、エリート内科医の進藤辰也を演じる。医師役、父親役ともに初めてで、櫻井と宮崎とも初共演となる。「どんな化学反応が起きるのか分かりませんが、現場が楽しみです」と話した。藤原の起用について関係者は「櫻井さんに負けないくらいの存在感とインパクトがほしかった」と説明した。

 櫻井と同じ病院で働くことになった藤原演じる内科医が、医者と患者、そして家族のあり方についての考え方の違いから、主人公と言い合う場面や、将棋で対決する場面もある。撮影は来年1月からスタートする。