俳優生田斗真(28)が全裸もいとわず、初のコメディー映画に挑戦する。漫画「土竜(もぐら)の唄」(小学館)を三池崇史監督と脚本・宮藤官九郎で映画化だ。来年公開予定の同作品で、生田はテレビドラマでは見せたことのない度肝を抜く三枚目を目指す。

 生田演じる主人公の菊川玲二は、やくざ組織を壊滅させるために組織へ送り込まれた潜入捜査官。任務が特殊なだけに次々と危険な場面に遭遇する。現時点で映像化が決まっているのが、全裸であおむけになり車のボンネットに縛り付けられるシーン。漫画ではそのまま洗車機にかけられ、街を疾走するが、上原寿一プロデューサーは「映画では局部は飛んできたチラシなどで隠す設定にします。撮影時は前貼りをするのかは決めてないけど、パンツははかないでしょう」との見解を示した。

 さらに主人公は、童貞設定で「童貞のまんま死にたくねえ!」と言い、何度もピンチを回避する。二枚目のイメージを崩せないキャラだけに、上原プロデューサーは「ダメもとでオファーした」と振り返ったが生田は快諾。三池監督とのタッグも初で、「三池監督と宮藤官九郎さん、日本が誇る2つの才能がぶつかり合う現場がとても楽しみで興奮しています」と話している。