ダウンタウン松本人志(49)の映画監督第4作「R100」(10月5日公開)も、カンヌで注目を浴びていた。カンヌ映画祭に併設される世界3大国際映画見本市の1つ「マルシェ・デュ・フィルム」で、関係者に配布される冊子に見開きで広告を打ったところ、現在、世界各国のバイヤーから問い合わせが相次いでいるという。

 関係者によると松本は常々周囲に「映画は海を越えるもの」と語っているという。日本で製作発表が行われた13日からわずか1週間だが、松本の思いを実現するべく、同作を世界に発信する目的で、カンヌをスタートの地に選んだとみられる。所属の吉本興業の関係者は毎年、カンヌ映画祭を訪れており、リサーチも万全だったようだ。

 また、現地の映画関係者によると、11年8月にスイス・ロカルノ国際映画祭で、松本の監督作品「大日本人」と「しんぼる」が特集上映されたことを受け、映画監督としての松本への関心が高まっているという。