女優能年玲奈(20)が、12月公開の映画「海月(クラゲ)姫」(川村泰祐監督)でオタク女子を演じることが16日、分かった。累計270万部発行の人気少女漫画の初実写化。「あまちゃん」ではウニをとる新米海女役だったが、今度は部屋で飼育するほどクラゲを愛する「クラゲマニア」の月海(つきみ)を演じる。

 月海はファッションにも無頓着でメガネに三つ編み、ダサダサな衣服がトレードマーク。ファッション誌ニコラのモデルだった能年からすれば、ギャップのある役だ。5月のクランクインに向け「どう演じれば楽しんでいただけるか、今一生懸命考えているところです。私もクラゲを見るのは好きですし、あとウミウシも好き」と役作りを思案中。どんな格好でもかわいくなってしまうため、スタイリストがダサいメガネや衣装探しに奔走中という。

 起用理由について、川村監督は「あか抜けない女の子からお姫様へと変身する、豊かなキャラクターをおもしろく演じきれる」と説明した。菅田将暉(21)が女装好きの男を演じるほか、長谷川博己(37)池脇千鶴(32)らが出演する。※ちなみに「海胆(うに)」「海月(くらげ)」