米ディズニーが2日(日本時間3日)、大ヒットアニメ映画「アナと雪の女王」(原題は「フローズン」)の短編を製作することを発表した。タイトルは「フローズン・フィーバー」。約7分間の作品になる見通しだ。来年春の完成と公開を目指しているという。

 ディズニーによると、主人公アナの誕生日に、姉の雪の女王エルサとアナの恋人クリストフが最高のお祝いを用意しようとしたが、雪や氷を生み出すエルサの魔法の力が強すぎ、パーティーが危機にさらされる物語という。「アナと雪の女王」と同様に、監督はクリス・バックとジェニファー・リーの両氏が務め、声優も同じメンバーが起用されるという。世界で人気を博した主題歌「レット・イット・ゴー」を作詞・作曲したロバート・ロペスとクリスティン・アンダーソン・ロペスによる新曲の制作も決まった。

 関係者によると、日本では来年春公開のディズニー映画と併映の形で劇場公開されることが有力視されている。「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版では、アナを神田沙也加(27)、エルサを松たか子(37)が声を演じた。ディズニーアニメ映画はシリーズとなった場合、基本的に同じ声優が起用されており、今回の短編も2人に出演依頼が届きそうだ。

 「アナと雪の女王」は日本では今年3月から公開され、観客動員数が2000万人を突破し、興行収入が約254億円を記録する大ヒットとなった。