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監督賞

根岸監督、北の大地に恩返し

監督賞を受賞した根岸吉太郎監督(中央)。左は佐藤浩市、右は犬童一心監督
監督賞を受賞した根岸吉太郎監督(中央)。左は佐藤浩市、右は犬童一心監督

  廃止危機を乗り越え、存続が決まった北海道のばんえい競馬を舞台にした映画「雪に願うこと」で監督賞を受賞した根岸吉太郎監督(56)は「賞金を(レースで)増やしたい」と、同競馬への“恩返し”を誓った。

  映画は、都会で挫折した青年と帰郷を迎えた兄、地元の人々のきずなを描き、同競馬スタッフが多数、撮影に協力した。根岸監督は「技術より地域密着というか、北海道が撮らせてくれた作品」と振り返った。同競馬存続を願い、今月16、17日に北海道を訪れた。幸い存続決定のタイミングと重なり、地元の人たちと存続と今回の受賞を喜び合った。

  出演した俳優佐藤浩市(46)も、花束を持って駆け付けた。「隔離された独特の世界だったから、地元の人や(弟役の)伊勢谷(友介)君と、しっかりコミュニケーションがとれた」と北の大地に感謝していた。【村上久美子】

[2006年12月29日 紙面から]

「雪に願うこと」
 妻も会社も失って帯広へ戻った矢崎学(伊勢谷友介)は、ばんえい競馬の厩舎を営む兄威夫(佐藤浩市)のもとへ身を寄せる。家族や厩舎の仲間、馬たちと触れ合うことで自分を見詰め直し、新しい1歩を踏み出すきっかけを見つけ出していく。


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