作品賞
授賞式は「フラガール」に染まった!
- タヒチアンダンスを踊るフラガール(撮影・野上伸悟)
作品賞「フラガール」の李相日監督(32)は「テレビ局や広告会社がつくわけでもなく、メジャー配給会社でもない中、全員で世の中に送り出した作品です」と喜びを表現した。
授賞式も全員参加だった。昨年の「パッチギ」に続き中堅映画会社シネカノンによる2年連続受賞のため、同社代表取締役で「パッチギ!」プロデューサーの李鳳宇氏から表彰盾を受け取った。花束贈呈は南海キャンディーズのしずちゃん。松雪、富司、蒼井に加え、ダンス講師カレイナニ早川さん、音楽担当ジェイク・シマブクロまでが出席した。スパリゾート・ハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)のフラダンサーがダンスショーで締めるなど、授賞式は「フラガール」に染まった。
[2006年12月29日 紙面から]
- 「フラガール」
- 常磐ハワイアンセンター建設を描いた。65年福島県いわき市。東京からダンス講師まどかがやってくる。衝突し合いながらも炭鉱町の娘たちをフラダンサーに育てていく。ただし、彼女たちの前には建設反対派が立ちはだかっていた。