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天功がマスク着用で復帰、事故状況語る

負傷した部分をマスクで隠した引田天功は、プロ魂全開でショーを披露
負傷した部分をマスクで隠した引田天功は、プロ魂全開でショーを披露

 22日に脱出系マジックの事故で右ほお骨と肋骨(ろっこつ)の骨折、全身打撲で全治1カ月の重傷を負ったイリュージョニスト引田天功(年齢非公開)が29日、名古屋・御園座公演で復帰した。ショーには異例のトークコーナーも設け、事故の状況を自ら明かした。

 はれた顔の右半分をマスクで隠し、声もかすれていた。舞台上以外では車いすで移動し「背中に全部ダメージが来ています」。会話中に笑うと、肋骨と顔が痛み、手で覆うしぐさも。それでも所属事務所関係者が「狭いところに入るものを差し替えただけで、通常と同じ数のマジックを見せた」と言うように、12のイリュージョンを披露した。天功は「音楽がかかるとアドレナリンが出るので大丈夫。恐怖心もないですね。事故直後も無意識状態で30分続けていたようですから」と語った。1650人超満員の観客から拍手が起こると、思わず涙がこぼれた。

 気丈に事故を振り返った。「扉が閉まって2秒で20本の刃物が刺さってきたので逃げられなかった。目の下にも刺さり、あと1センチずれてたら目玉が飛び出してました」。病院でのCTスキャン検査中に意識を取り戻し、その後は「入院の3日間は眠り続けてました」。次回は8月1日の山梨・河口湖公演。マスクが取れる完全復活は、8月下旬をめどにしている。

[2007年7月30日8時52分 紙面から]

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