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宮崎あおいバングラデシュで慈善活動

 女優宮崎あおい(21)と俳優宮崎将(24)兄妹が、慈善活動のためバングラデシュを訪れた。TBS系の特別番組のリポートを兼ねたものだが、兄妹はこれまでも慈善事業に積極的に参加してきた。最年少で08年NHK大河ドラマ「篤姫」の主演に抜てき、俳優高岡蒼甫(25)と電撃結婚するなど華やかな話題が先行するあおいだが、環境や貧困問題に取り組む一面もある。

 宮崎兄妹はTBS系特別番組「緊急提言SP 未来の子どもたちへ~地球の危機を救うお金の使い方」(9月3日午後9時)でバングラデシュをリポートした。17日、都内で制作発表が行われ、兄妹はビデオメッセージを寄せた。アジアで最も貧しいとされる同国を訪れたのは6月末から7日間。あおいが結婚した直後だった。

 食事のため毎日米市場で米粒を拾うスラム街の少女アメナ(11)に密着。学校に行きたいアメナから「何もしてくれないの?」と援助を求められたあおいは「うまく言葉が返せなかった。そこでお金を渡すのは簡単だけど、それでは根本的な解決にならないと思ったんです」と話した。

 同番組は先進国からの援助で、飢えや環境破壊が改善されるかがテーマの1つだった。あおいは援助も大切だが、その使い方まで関心を寄せることを訴えたのだった。実際に使い道が不透明な義援活動もある。2人は、昨年5月に出版した写真集「たりないピース」の印税のすべてを南インド諸国を援助するNGO活動に寄付している。今回は、番組を通じてその印税の使われ方も確認した。

 1つの光明も見つけた。貧しい女性に無担保で少額を融資し、仕事など自立を促す「マイクロクレジット」という制度を紹介した。あおいは「私たちにとって小さなお金でも、未来が広がることっていいなあ。1人でもできることがあると思って欲しい」と話した。

 同行ディレクターは「2人は劣悪な現場にもわれわれ以上に慣れていた。取材中も、スタッフたちと積極的に話し合うほど意識が高い」と明かす。今回は、少女との触れ合いとリポートが中心だったが、3月には地球温暖化の取材で北欧グリーンランドも訪れている。女優として柔らかな表情をみせる一方で、7年の交際を温めての電撃結婚ではしんの強さを感じさせた。慈善活動に取り組む硬派な姿勢も、宮崎あおいの一面だった。

[2007年8月18日7時41分 紙面から]

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