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阿久悠さん“音楽葬”に1200人参列

「阿久悠を送る会」に出席した和田アキ子
「阿久悠を送る会」に出席した和田アキ子

 先月1日に尿管がんのため亡くなった作詞家阿久悠さん(享年70)を送る会が10日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで営まれた。葬儀・告別式は既に自宅のある静岡県伊東市で行われたが、密葬形式だったため弔問者はこの日に集結。ピンク・レディー、和田アキ子(57)尾崎紀世彦(62)ら約1200人が参列した。

 会場では「UFO」などヒット作を量産したピンク・レディーの増田恵子(50)と未唯(49)がそろって会見。増田は「先生がいつも原稿用紙に書いていた詞のカクカクした直筆の文字が(展示されていて)懐かしかった」。未唯は阿久さんと歩んだヒット街道について「ファンはもちろんですが、私たちが最も詞をいただく日を楽しみにしていました」と振り返った。

 遺影はサントリー角瓶の発売70周年を記念して今春に撮影されたポスターを採用した。カウンターに座った阿久さんがグラスを手に誘うような表情で振り向いた写真で、和田も「今から飲もうよって言われそう」と懐かしそうだった。祭壇には紫綬褒章と旭日小綬章の表彰状が飾られた。

 “音楽葬”となった場内は阿久さんの名曲の数々が弦楽器で演奏され、コーラスグループXUXU(シュシュ)が「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)を歌った。作曲家森田公一氏(67)は「僕は3つ違いの弟分。阿久さんは作曲家たちに素晴らしい詞をくれて弟分を育ててくれた」とスピーチし「友よ」と題した詩を朗読。「白雲の涌(わ)き立つような 夢のかたまり 希望の大きさ 友よ それがきみだ」と故人をしのんでいた。

[2007年9月11日8時14分 紙面から]

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