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平原綾香2月に初ベストアルバム発売

山古志村の復興を祈り熱唱する平原綾香(撮影・蔦林史峰)
山古志村の復興を祈り熱唱する平原綾香(撮影・蔦林史峰)

 4回目の紅白出場を果たした歌手平原綾香(23)が初のベストアルバム「Jupiter」を2月13日に発売することが12月31日、分かった。これまでに発売した曲のほか、今月23日発売の新曲「星つむぎの歌」を収録。早ければ年内にも宇宙に飛び立つ日本人宇宙飛行士土井隆雄氏(53)が、同曲CDを宇宙に持参する計画もある。今年年女の平原は07年を振り返り「歌をやめたいぐらい悩んでいた」と打ち明けた。

 紅白の大舞台でパイプオルガンとゴスペルのコーラスをバックに「Jupiter」を熱唱した平原が、初のベストアルバムを発売する。「自分にとっての『ベスト』はヒット曲を集めたものではなくて、自分のベストの状態の声や心を反映したもの。私の曲というと『Jupiter』が良く知られていますが、それ以外の曲もたくさんある。いろんな曲が好きなんだということを知ってほしい」。

 タイトルに代表曲を持ってきたのは、感謝の気持ちを表したかったからだという。「自分が多くの人に知ってもらえたのは、この曲との出会いがあったから。この曲を聴いて『気持ちを支えられた』と言われるとうれしかったけど、実は自分が支えられていたんです」。

 昨年3月に大学を卒業。学生時代は、学業と歌手の二足のわらじに目が回るほど多忙な毎日だったが、4月からは歌うことに専念。すると、さまざまなことが見え始め、悩みを抱え始めた。「多くのことを表現したいのに、自分が追いついていかない感じ。心に余裕がなくて歌うことがつらくなって、やめてしまおうと思った。自分には歌う資格がないと。大好きな音楽をやめたいと思う自分が怖かった…」。

 そんな悩みが吹っ切れたのは、昨年10月に歌手谷村新司(59)と中国で行った国交正常化35周年記念のコンサートだった。言葉の通じない異国の地で大歓迎され、歌えることの喜びを再認識したという。「自分の歌を聞いてもらえるなんて、何て恵まれた環境なんだと。もう歌えないとか悩んでいるのは、幸せな悩み。歌える場所があって、聴いてくれる人がいて、それだけで十分幸せ。心から楽しんで歌えた」。

 「今はもう完全に乗り越えた」と笑顔を見せる平原のニューシングルが今月発売の「星つむぎの歌」だ。山梨県を中心に、全国の2690人から星にまつわる言葉を募集。それを作詞家覚和歌子さんが1つの「宇宙連詩」として作詞。財津和夫(59)が作曲した。山梨県で少年時代をすごした宇宙飛行士の土井氏が、次のフライトで同曲CDを宇宙に持参する。「Jupiterを歌うときに、声が天まで届けという気持ちで歌っていたら、今度は本当に宇宙に届くからビックリしちゃった」。

 2度目の年女を迎える平原。今年の意気込みを聞くと「顔晴(がんば)ります」。トンネルを抜けたとびきりの晴れやかな笑顔で、そう答えた。【松本久】

[2008年1月1日8時40分 紙面から]

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