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青い三角定規が35年ぶり再始動

35年ぶりに再始動した「青い三角定規」の西口久美子と岩久茂
35年ぶりに再始動した「青い三角定規」の西口久美子と岩久茂

 ミリオンセラー「太陽がくれた季節」を生んだフォークグループ、青い三角定規が35年ぶりに再始動する。23日、都内でメンバーの西口久美子(57)と岩久茂(58)が会見して発表した。06年末に再結成を予定していたが、同年9月にリーダー高田真理さん(享年59)が亡くなったことから断念。「いつも真理が隣にいる気持ちで歌っていく」。2人で声をそろえ、3人での再出発を誓った。

 「♪君は 何を今 見つめているの…」。会見の冒頭で「太陽がくれた季節」の前奏が流れると、西口と岩久が登場した。35年のブランクを感じさせない歌唱とメロディー。西口のハイキックパフォーマンスで取材陣に再結成をアピール。大ヒットした72年当時と大きく違うのは、そこに高田さんがいないことだった。

 2年前の9月。高田さんは飲酒運転してバイク事故を起こし、その15日後に飛び降り自殺した。「何が真理をそこまで追い詰めたのか…」。メンバーに残した遺書も言葉もなく、2人は真理さんの真意を求めて自問を重ねた。だが、答えが見つかるはずもなく、年末に予定していた再結成ライブは立ち消えになった。

 1度は消えた再結成の灯だったが、周囲の熱意が2人の心を動かした。高田さんの実母は「息子のためにも、再び『太陽がくれた季節』を歌って欲しい」と手紙を書き、多くのファンも「再び歌って」と励まし続けた。高田さんの一周忌法要後の昨年11月、再結成を心に決めた2人は初めて高田さんの墓を訪れて墓前に報告した。

 西口は「今日は自分の隣に真理の存在を感じつつ歌いました。これからもそうです」。岩久も「形は2人だけど、自分の中では3人という思いが一層強い」と、“3人の三角定規”のきずなを強調した。再結成後の初ライブは2月25日に東京・原宿クロコダイルで行い、秋にはアルバムを発売する予定。

 1年前には「三角から1人欠けて、コンパス? かな…」と寂しげだった西口だったが、この日は「真理のためにも頑張って歌っていく」と決意を新たにした。

[2008年1月24日9時23分 紙面から]

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